どんな台?
絶対にゲームセンターに入ることなどないだろうが、空前絶後のボッタクリ台。
IGTというメーカーの1993年2月の日本デビュー作でございます。
2010年には日本のパチスロ市場から撤退するという朗報が耳に入ったのも懐かしいです。
トリコロールやダイナマイトが出るまでメーカーとしての存在価値は一切なく、そこがピークでございました。それ以降、アメリカ人の独自のコネを使ったくささが満々の ターミネーター・ハーレーダビッドソン・マリリンモンロー・エイリアン・アダムスファミリー・オースティンパワーズと欧米色一色の台をリリースし続け、やっとヒットしたのが2003年の信長の野望だっていうんだから、我々の愛国心が証明されてしまったわけでございます。いなくなるべくしていなくなったメーカーであることは歴史が証明しております。
猟奇的な機械割
まずは機械割をごらんください
BIG確率 | REG確率 | 機械割 | |
---|---|---|---|
設定1 | 1/371 | 1/325 | 83.8% |
設定2 | 1/304 | 1/247 | 94.6% |
設定3 | 1/310 | 1/231 | 95.6% |
設定4 | 1/296 | 1/231 | 96.8% |
設定5 | 1/258 | 1/193 | 105.9% |
設定6 | 1/235 | 1/203 | 112.6% |
※ここから6-8%ほど下がります。
※ここから6-8%ほど下がります。
※ここから6-8%ほど下がります。
スペック解説
この鬼人のような機械割をご覧ください。BIG確率なんて大花火やハードボイルド並でございます。機械割は驚異の設定5からプラス!みてください、設定6より設定5の方がREGひけるんですよ。そして設定4までが回収設定というクレイジーぶり、当時は7枚交換の店なども多かったであろう中でこれは絶対に勝てないギャンブルのできあがりです。
なぜ、機械割が6-8%下がるのか
理由はシンプルで、ビッグボーナスのパンクが原因なのである。1度もJACINしない「0パン」が珍しくなく、小役もほとんど取れずにマイナスで終わることもある恐ろしさ。
しかも、それが決して稀なことでないのだ。
そして、パンクがこの機械割には加味されていない。
パンクが多発するDrA7などがありますが、あれとは全く別でただの欠陥。
パンクを加味すると、設定6は機械割が8%ほど下がるそうです。
悶絶設定1の機械割は
パンクを考慮すると78%になる。ハナハナスイカverのローの設定1でももうちょっとまともな機械割をたたきますよ。本気を出せば毎日安定して逆万枚だってできる。パチスロで負けて領収書が発行できる不思議な世界に生きている人にとって、税金対策にもってこいの台である
そしてパンクの理由は、リール制御だっていうんだからもう意味がわからない
リプというか足が揃わない
大花火みたいな確率をしているが、俗にいう純A。400枚とれれば御の字の台である。ただ本当に御の字なのだ。JACIN絵柄がバニーガールの足なのだが、リプレイは下段でしか揃わない(目押し必須)となっており、これによって順押ししてても勝手にリプレイハズシされてしまうのである。
JACINフラグを引いてもただのハズレと謙遜ないことになる。3枚減る。
そして、この台BIG中に音楽がないっていうんだから、周りからみたらまさかボーナスが当たってるとも思われないわけです。
運が悪けりゃ普通にパンクしますし、ゼロパンだって珍しくないっていうんだから百萬トンもびっくりのマイナスビッグボーナスの出来上がりである。
鬼浜もびっくりのハードの最悪さ
擁護できる点が一つもない仕上がりのハード。この台はマックスベットがなく1枚がけボタンを3回押さなくてはいけないのだが、それは普通だ。クランキーコンドルだって、シオサイ30だって同じだ。ただこの1BETボタンがめちゃくちゃ硬いのだ。
その硬さたるや、表現の使用がない。iPhone4の手垢で動かなくなって10年放置されたホームボタンより重い。でもユーザーもバカじゃないので、手でコインをいれればいいと気がつく。
ただ、これにも問題がある。コインセレクタの出来が1号機より悪く、コインをうけつけない。そしてエラーが起きる。そしてすぐに詰まる。あげく、3枚いれたはずなのに2枚しか受け付けないコイン喰われも多発。これを考慮した設定1の機械割はおそらく70%も平気で切ってくるだろう。
ストップボタンの硬さもBETボタンと同じくらいの出来である。難易度としては、爪でSIMカードを取り出すくらいむずかしい。
唯一の機能をほぼ奪われてホールに並ぶ始末
元々この台は完全告知機能がついているのだが、(払い出し役などのある上部パネルの右と左)当時はモーニング全盛期。モーニングセットをしている台がすぐにバレてしまうので中身の電球がもがれてしまう始末。そうなるとボーナスフラグの成立察知は、リーチ目頼みになるわけですが ボーナス成立が確定する停止型が存在しない。
引き込みで察知するわけだが、引き込み制御が適当そのもの。まず気づけない。ボーナスを狙っているとリプレイを取りこぼす始末。
やめるときに1枚がけしてやめればいいのだが、1枚がけでもリプレイ制御によってリプレイフラグが成立して、足が揃わず、ハズレ目が出てしまう。
結果IGTは
公式サイトからもディスコグラフィーからベガスガールの存在を消した。
なかったことにした。そして日本から旅立った。もうこないでいいからなー!俺たちウイニングポストとかいう台作ったことも忘れてないからなー! ちなみにインターネットゲームテクノロジーの略ですが、今はこういうの作ってますね もともとビデオポーカーとかつくってましたね
わっる!!!!!!