すんません、近いうちに更新します。
一旦申し上げておきますと、鉄拳Rとほぼ変わらないです。
鉄拳Rより出るみたいなこと言ってるけどどんぐりの背比べとはまさにこのこと。
まず鉄拳Xは何者か
2006年10月導入。山佐ブランド、製造元はニイガタ電子精機、型式名は「エピソードR」です。3枚掛け専用・7ライン、Type-A400の4.7号機ストック機。2004年の鉄拳Rを土台にした後発機ですが、XはXで別の型式、別の数値を持っています。顔が似ている兄弟の健康診断書を使い回してはいけないのと同じです。普通はやりません。
BIGとREGは内部で別々に成立し、各255個までストック。内部成立確率はどちらも設定により1/176.17〜1/170.67で、放出されたボーナスの振り分けはBIG64.06%・REG35.94%です。内部成立と表へ出てきたボーナスは別物なので、データ表示器で見えるのは後者。
ゲームの流れ
- 毎ゲームの通常解除、チャンス目、チェリー、純ハズレでボーナス放出を抽選
- ボーナス後は高確率状態へ入り、TCチャンスモードへの入口が広がる
- TCチャンスモード中は1/10.24でTC潜伏へ。潜伏消化後に10〜19Gの鉄拳チャンスが始まる
- 鉄拳チャンス中は毎ゲーム1/11.11で放出を抽選し、1回の期待度は約75%
- 鉄拳ラッシュ中は毎ゲーム約90%で放出。勝っている間だけボーナスが続く
通常解除だけでも当たりますが、主役はボーナス後の高確率状態からTCチャンスモードを拾い、TCを繰り返す流れ。名前が似すぎて会議の議事録みたいですが、高確率状態 → TCチャンスモード → TC潜伏 → TCの順です。
実質ボーナスと機械割
X単独の解析シミュレート値設定2が設定3を上回る
- BIG実質放出率(シミュレート値)
- 1/311
- REG実質放出率(シミュレート値)
- 1/553
- 機械割(シミュレート値)
- 97.43%
- BIG実質放出率(シミュレート値)
- 1/298
- REG実質放出率(シミュレート値)
- 1/531
- 機械割(シミュレート値)
- 99.62%
- BIG実質放出率(シミュレート値)
- 1/301
- REG実質放出率(シミュレート値)
- 1/536
- 機械割(シミュレート値)
- 99.20%
- BIG実質放出率(シミュレート値)
- 1/285
- REG実質放出率(シミュレート値)
- 1/508
- 機械割(シミュレート値)
- 102.11%
- BIG実質放出率(シミュレート値)
- 1/280
- REG実質放出率(シミュレート値)
- 1/499
- 機械割(シミュレート値)
- 103.27%
- BIG実質放出率(シミュレート値)
- 1/265
- REG実質放出率(シミュレート値)
- 1/273
- 機械割(シミュレート値)
- 106.67%
当時の公表スペック解析シミュレート値とは別物
- 公表BIG出現率
- 1/299
- 公表REG出現率
- 1/533
- 公表出玉率
- 97.20%
- 公表BIG出現率
- 1/289.5
- 公表REG出現率
- 1/516.1
- 公表出玉率
- 98.80%
- 公表BIG出現率
- 1/281.6
- 公表REG出現率
- 1/502
- 公表出玉率
- 100.20%
- 公表BIG出現率
- 1/270.1
- 公表REG出現率
- 1/481.4
- 公表出玉率
- 102.20%
- 公表BIG出現率
- 1/255.4
- 公表REG出現率
- 1/455.2
- 公表出玉率
- 105.20%
- 公表BIG出現率
- 1/242.8
- 公表REG出現率
- 1/432.9
- 公表出玉率
- 108.20%
上段が鉄拳X単独の解析シミュレート値。設定表のBIG・REGは内部成立確率ではなく、実際に表へ出たボーナスの実質放出率です。下段の当時公表スペックとは数字の意味も結果も違います。
目につくのは設定6のREG1/273。設定1〜5のBIG比率とは景色が変わり、REGが猛烈に増えます。もう一つ妙なのが、シミュレート機械割で設定2の99.62%が設定3の99.20%を上回ること。偶数設定のTC入口が強い影響で、設定番号を階段だと思って眺めると一段だけ足を取られます。
ボーナス放出契機と前兆
設定1通常解除 1/468.11
- 通常解除
- 1/468.11
- チャンス目出現
- 1/161.79
- チャンス目解除・実質
- 1/925.13
- TCチャンスモード・通常時
- 1/1242
- TCチャンスモード・高確率時
- 1/310
設定2通常解除 1/468.11
- 通常解除
- 1/468.11
- チャンス目出現
- 1/160.07
- チャンス目解除・実質
- 1/915.29
- TCチャンスモード・通常時
- 1/1127
- TCチャンスモード・高確率時
- 1/308
設定3通常解除 1/455.11
- 通常解除
- 1/455.11
- チャンス目出現
- 1/158.39
- チャンス目解除・実質
- 1/905.65
- TCチャンスモード・通常時
- 1/1235
- TCチャンスモード・高確率時
- 1/286
設定4通常解除 1/455.11
- 通常解除
- 1/455.11
- チャンス目出現
- 1/156.74
- チャンス目解除・実質
- 1/896.22
- TCチャンスモード・通常時
- 1/1119
- TCチャンスモード・高確率時
- 1/284
設定5通常解除 1/409.6
- 通常解除
- 1/409.6
- チャンス目出現
- 1/156.74
- チャンス目解除・実質
- 1/896.22
- TCチャンスモード・通常時
- 1/1232
- TCチャンスモード・高確率時
- 1/275
設定6通常解除 1/372.36
- 通常解除
- 1/372.36
- チャンス目出現
- 1/156.74
- チャンス目解除・実質
- 1/896.22
- TCチャンスモード・通常時
- 1/1002
- TCチャンスモード・高確率時
- 1/274
4つの放出契機
- 通常解除:成立役に関係なく毎ゲーム抽選。設定1・2の1/468.11から設定6の1/372.36
- チャンス目解除:チャンス目のおよそ1/6。実質は設定1の1/925.13から設定4〜6の1/896.22
- チェリー解除:チェリーのおよそ1/20、実質1/5461.33
- 純ハズレ解除:1/16384
通常解除とチャンス目解除は6〜10Gの前兆RTを通ります。6〜9Gが各6.25%、10Gが75%なので、基本は10Gを見る。チェリーと純ハズレはこの前兆RTを経由しません。
チャンス目は小役のダブルテンパイからハズれる形や、ボーナス図柄が一直線になる形が中心。小役を取りこぼして作った芸術作品はチャンス目ではありませんので、まず小役を取ってから熱くなってください。
高確率状態
高確率状態はボーナスそのものを毎ゲーム高確率で出す区間ではなく、TCチャンスモードへ入りやすくなる区間です。通常時のTCチャンスモード実質突入は設定1で1/1242、高確率時なら1/310。設定6は1/1002から1/274まで上がります。
通常・潜伏からのBIG後合計 100.01%
- 51G
- 25%
- 76G
- 40.63%
- 101G
- 28.13%
- 151G
- 6.25%
通常・潜伏からのREG後合計 100%
- 26G
- 64.06%
- 51G
- 18.75%
- 76G
- 12.50%
- 101G
- 3.13%
- 151G
- 1.56%
TC・TCチャンスモード・TRからの放出後合計 100%
- 26G
- 75%
- 51G
- 12.50%
- 76G
- 6.25%
- 101G
- 4.69%
- 151G
- 1.56%
設定変更後合計 100%
- 0G
- 75%
- 76G
- 6.25%
- 101G
- 12.50%
- 151G
- 6.25%
通常・潜伏から放出したBIG後は51〜151G、REG後は26〜151G。TC・TCチャンスモード・TRからの放出後は75%が26Gへ短縮されます。連チャン中に毎回151Gを足してくれる慈善事業ではありません。
設定変更後は75%が0G。残る25%だけ76G・101G・151Gの高確率状態から始まります。朝一のTC入口は材料になりますが、何も起きない方が普通です。
鉄拳チャンス
TCチャンスモードへ入ると、残りゲームがある間は毎ゲーム1/10.24でTCを抽選。当選すると残りゲームのカウントを止め、10〜40Gの潜伏を経てTCが始まります。潜伏とTCで残りゲームを食わないため、一度長いTCチャンスモードを取るとTCを繰り返せる。これがTC連チャンの中身です。
TC潜伏計算平均 19.93G
- 10G
- 50%
- 20G
- 10.16%
- 25G
- 10.16%
- 30G
- 10.16%
- 35G
- 10.16%
- 40G
- 9.38%
TC継続平均 14.5G
- 10G
- 7.81%
- 11G
- 7.81%
- 12G
- 9.38%
- 13G
- 12.50%
- 14G
- 12.50%
- 15G
- 12.50%
- 16G
- 12.50%
- 17G
- 9.38%
- 18G
- 7.81%
- 19G
- 7.81%
TC中の解除前兆平均 8.75G
- 6G
- 12.50%
- 7G
- 12.50%
- 8G
- 12.50%
- 9G
- 12.50%
- 10G
- 50%
TCは10〜19G、平均14.5G。消化中は毎ゲーム1/11.11でボーナス放出を抽選し、1回あたりの期待度は約75%です。放出に当たると6〜10Gの前兆へ入り、前兆は10Gが50%、6〜9Gが各12.5%。単発で終わることも当然あります。75%という数字は、叔父貴の都合に合わせて100%へ繰り上がりません。
鉄拳ラッシュ
TRは最大10Gの超高確率放出状態。通常時は対象役の成立時に1/256で継続ゲーム数を振り分け、0G以外が選ばれて初めてTRへ入ります。
| 契機役 | 0G選択 | 1G以上 | 役成立1回あたりの実質TR |
|---|---|---|---|
| リプレイ | 99% | 1% | 約1/25,600 |
| ベル | 98% | 2% | 約1/12,800 |
| スイカ | 96% | 4% | 約1/6,400 |
| チェリー | 96% | 4% | 約1/6,400 |
| チャンス目 | 51% | 49% | 約1/522 |
- 0G選択
- 99%
- 1G以上
- 1%
- 0G選択
- 98%
- 1G以上
- 2%
- 0G選択
- 96%
- 1G以上
- 4%
- 0G選択
- 96%
- 1G以上
- 4%
- 0G選択
- 51%
- 1G以上
- 49%
対象役成立時の1/256に当選した後、0G以外が選ばれて初めてTRへ入ります。
BIG中の強ハズレとJACハズレならTR突入確定です。
TRへ入った後は、毎ゲーム1/1.1(約90.91%)でボーナスを放出します。デビルに勝てばボーナスを放出し、再びバトル。負けたところで終了です。TCが回数を生む仕組みなら、TRは一戦ごとに首をつないでいく仕組み。どちらも見た目は派手ですが、親戚であって同一人物ではありません。
小役と打ち方
- リプレイ
- 1/7.298
- 角チェリー(3枚)
- 1/256
- ベル(8枚)
- 1/8.761〜1/8.628
- スイカ(12枚)
- 1/202.27
1000円あたり約31.2G
- JAC IN(4枚)・ベル(6枚)
- 1/4.091
- 角チェリー(3枚)
- 1/128
- ベル(6枚)
- 1/1.82
- スイカ(15枚)
- 1/16
- ハズレ
- 1/7.35
- 強ハズレ
- 1/7516.67
- JACハズレ
- 1/16384
通常時
- 左リール枠上〜上段に18番の青7を狙う
- 右リールは適当打ち
- スイカがテンパイしたら中リールにもスイカを狙う
ベルは設定差がありますが1/8.761〜1/8.628と小さい。長い通常時なら補助材料にはなるものの、数百ゲームで設定を言い渡すほど働く数字ではありません。
BIG中の小役ナビ
- 青:JAC IN
- 黄:ベル
- 赤:チェリー
- 緑:スイカ
- 白:ハズレ
黄・白は適当打ち。赤は左にチェリー、緑は中にスイカを狙います。
リプレイハズシ
初級手順は中・右を適当打ちし、左リール上段〜枠下へ赤7を狙う。残り12GからJAC INを優先します。
上級手順は中リール枠内へ3番の赤7「ベル・赤7・ベル」を狙い、右を適当打ち。左リール枠上〜上段へ18番の青7を狙えば、リプレイをハズしながらベルを取れます。残り9GからJAC IN優先。
平均獲得はハズシなし374.17枚、初級381.35枚、上級392.76枚。上級は約18.6枚の上積みです。強ハズレは1/7516.67、JACハズレは1/16384で、引けばTR確定。上級手順といいましても特別難しくはないBIGです。
演出と確定要素
通常画面は仁・シャオユウ・キングから選択。仁とシャオユウは小役ナビが多め、キングは演出頻度が低く、スイカでも何も起きないことがあります。静かなキングを選んで「壊れた」と言わないように。
- 平八スロット:最大5G。続くほど期待度アップ
- 鉄拳ボウル:最大5G。目標スコア到達で勝負
- バトル:最大7G。パンチ、キック、雷神拳の順に期待度が上がる
- 背景:学園、鉄橋、雪原の順で雪原が強い
- 対戦相手:ロウ、ニーナ、リー、ポール、ガンジャック、平八、デビルの順で期待度が上がる
攻撃を「さばく」展開も勝利期待度アップ。バトル勝利はボーナス、デビルとのバトルに勝てばTRです。派手な連続演出だけでなく、小役ナビの矛盾、小役ダブルテンパイハズレ、ボーナス図柄一直線を押さえておけば、前兆中の見どころは足ります。要は、液晶なんてあってもなくても同じってことです。
天井・狙い目・ヤメ時
固定ゲーム数天井はありません。深いハマリ台を、我が物顔で拾ってるヤツはただのキチガイです。狙うならボーナス直後の高確率状態、またはTC潜伏・TC・TRが残る場面です。
ボーナス後は高確率状態の最長151Gまでが基準になります。
長いよ!って思うと感じると思われると思うんですが、そもそもこの台に打ち始める根拠などほぼないです。ダラダラ打って、なんか鉄拳ラッシュ入ってめちゃ出たときくらいしかヤメ時なんてないわけです。天井やゾーンもなく、狙い所もない台を打っておいて、早くヤメたいなんてあなたは何がしたいのですか。
設定判別
優先順位は次のとおり。
- 実質REG。設定6は1/273で、設定5の1/499までとは差が大きい
- TCチャンスモードの突入。通常時は偶数設定が優遇され、設定6が1/1002で最良
- 通常解除。設定1・2の1/468.11から設定6の1/372.36
- チャンス目出現と解除。高設定ほど少しずつ良くなる
- 通常時ベル。差が小さいので最後の補助
TCの突入は潜伏を挟み、短い実戦では見落としも偏りも出ます。設定6のREGと通常解除を軸にし、偶数寄りのTC挙動を重ねる。設定2と3のシミュレート値が逆転する機種なので、「ボーナスが少し多いから奇数の上」という雑な階段判定は捨てた方がよろしいです。というか6でも打つ価値のない台を、2だ3だ4だ5だ、みたいな話は本当に意味がありません。こんなもん打つ方がおかしいのです。
鉄拳Rと何が同じで、何が違うか
両機で個別に確認できる共通部分は、3枚掛け・7ラインのType-A400、BIG・REG各255個のストック、4つの放出契機、高確率状態からTCへ進む流れ、TR、主要小役とリプレイハズシです。ここまでは「ほぼ変わらない」で合っています。
違うのは内部の数値群。Xはチャンス目解除の実質値がRより軽く、TC周辺の配分も調整されています。そして実質放出を含むシミュレート結果はこうなります。
設定1X / R
- 実質BIG
- 1/311 / 1/299
- 実質REG
- 1/553 / 1/533
- 機械割
- 97.43% / 97.69%
設定2X / R
- 実質BIG
- 1/298 / 1/290
- 実質REG
- 1/531 / 1/516
- 機械割
- 99.62% / 99.04%
設定3X / R
- 実質BIG
- 1/301 / 1/282
- 実質REG
- 1/536 / 1/502
- 機械割
- 99.20% / 100.49%
設定4X / R
- 実質BIG
- 1/285 / 1/270
- 実質REG
- 1/508 / 1/481
- 機械割
- 102.11% / 102.39%
設定5X / R
- 実質BIG
- 1/280 / 1/255
- 実質REG
- 1/499 / 1/455
- 機械割
- 103.27% / 105.29%
設定6X / R
- 実質BIG
- 1/265 / 1/243
- 実質REG
- 1/273 / 1/433
- 機械割
- 106.67% / 107.30%
左がX、右がR。設定2だけはXの機械割がRを上回りますが、設定1・3・4・5・6はRが上。設定6のXはREGが1/273まで増える一方、BIGと総合機械割はRに届きません。「Rを凌ぐ新スペック」という看板を、全設定で単純に出るという意味へ変換すると事故になります。
ではXを打つ価値は何か。設定6のREG偏重、偶数設定のTC入口、後期の4.7号機として組み直された鉄拳を味わうことです。Rと別ゲームになるほど遠くはない。でも完全な再販でもない。その小さな差をわざわざ打ち比べるのが、どんぐりの背比べをノギスで測る叔父貴の正しい休日とは言えません。闇スロドットコムを見て下さる叔父貴達は、もっとまともな機種を打てるように心がけましょう。レートが1円だろうと1000円だろうと打つ価値がありません。