どんな機種
オアーゼは2003年2月にパイオニアから登場した、25パイ・5ラインの4号機Aタイプです。オアシスの後継機であり、オアシスがじゃあどんな台ですかって言いますと、ハナハナ30の25パイ側の一族。要はハナハナ30の姪っ子ということになります。
オアシス・オアーゼの最大の特徴は、第3停止ボタンを離した瞬間にハイビスカスが光ることがある点です。停止した瞬間ではなく、指を離した瞬間。メーカーが人間の未練まで告知契機に組み込みました。
オアシスやハナハナは裏モノ大ブーム時代に生まれたので、私が見てきた範囲では流通個体の裏モノ比率が非常に高く、オアシスに至っては95%を超えていたのではと思うほどでした。オアーゼの登場時期にはその熱も落ち着いており、裏モノは少なかったと思います。
ただ、本来裏モノになるために作られたような機種なんですよね。
基本スペック
- 正式商品名:オアーゼ
- メーカー:パイオニア
- 発売時期:2003年2月
- 区分:4号機Aタイプ、25パイ、通常3枚掛け、5ライン
- ボーナス図柄:BIG 3通り、REG 2通り
- 補助機能:ボーナス成立後限定のプチストック、最大16個
| 設定 | BIG確率 | REG確率 | 機械割(公表レンジ) |
|---|---|---|---|
| 1 | 1/315 | 1/682 | 93–96% |
| 2 | 1/297 | 1/655 | 96–99% |
| 3 | 1/282 | 1/630 | 98–101% |
| 4 | 1/264 | 1/606 | 101–105% |
| 5 | 1/244 | 1/585 | 105–109% |
| 6 | 1/240 | 1/481 | 108–112% |
表のBIG・REGは、成立したボーナスをすぐ揃えた場合の抽選確率として見る数字です。合算は設定1から順に約1/215、1/204、1/195、1/184、1/172、1/160です。
機械割は当時から幅のある形で残っているので、一旦そのまま計算しておきます。
役構成と通常時の打ち方
通常時は3枚掛け。スイカ12枚、ベル8枚、チェリーは1ライン2枚で、角に止めれば2ライン入賞の4枚です。
左リールはチェリーを下段に狙います。下段へ正確に止めれば角チェリーで4枚、1コマ遅いと取りこぼします。左にスイカが止まったら中・右にもスイカを狙ってください。
プチストックの仕組み
ボーナス成立後も、図柄を揃えるまではBIG・REGの抽選が続きます。その間に当選したボーナスは内部へストックされ、いま成立しているボーナスの終了後、1プレイ目にストック順で放出されます。放出時は先告知のみ。最大ストック数は16個です。
つまりスーパーシオと同じく、ボーナスを揃えられなかった間に引いたボーナスを捨てずに残す補助機能です。ニューパルサーTやタイムパークにも近い仕組みがありますが、最大16個という設計には 「そこまで揃えない気狂いの面倒も見る」 というパイオニアの慈悲と、裏モノにしたら面白そうでしょうっていう謎の余裕を感じます。
どうやったら16個も出てくる状態が作れるって考えてるんですかね。もしも裏モノの流通が社会的問題なのであれば、パイオニアもカバン屋と同罪です。
告知タイミングは次の3種類です。
| 告知タイミング | 振り分け |
|---|---|
| 成立ゲームのレバーON | 12.5% |
| 成立ゲームの第3停止ボタンを離した時 | 37.5% |
| 次ゲームのBET時 | 50% |
次ゲーム告知が半分あるため、光る前にリーチ目で気付ける設計です。ランプだけを待つ完全告知機ではなく、出目も働かされます。労働環境としてはだいぶ健全です。
ノーマルでBIG後に連チャンした場合、小役高確率状態を取り切ってから3枚掛けでボーナスを揃えれば、もう少し機械割を上げられます。オタクがすぎる。やったこともないです。
リプレイハズシ
効果は大きく、公式資料ではフリー打ち比でプラス35枚とされています。
- 1・2回目のJAC INまでは順押しで小役狙い。左にチェリーを狙い、スイカ停止時は中・右にもスイカを狙う。
- 3回目の小役ゲームから中押しへ切り替え、中リール枠内に赤7を狙う。
- 中段ベルなら、残りはフリー打ち。
- 中段スイカなら、右にスイカを狙い、テンパイ時は左にもスイカを狙う。
- 中段リプレイなら、右はフリー打ち。リプレイがテンパイしたら左の黒ハイビスカスを上段付近に狙ってJAC INをハズす。チェリーを角の4枚で取りながらハズすなら、上にスイカの付いた赤7を左上・中段へ狙う。こちらは2コマの目押しが必要。
- 残り10ゲームから順押し小役狙いへ戻し、JAC INを受ける。
告知・リーチ目・出目
赤7と青7の一直線は全ラインで強く、左の「リプレイ・スイカ・スイカ」はリプレイまたはスイカハズレ、中の「ハイビスカス・リプレイ・ハイビスカス」はリプレイハズレが基本。右の下段赤7、いわゆるゲチェナもよく絡みます。ただしスイカこぼしで似た形が出る場所もあるので、狙ってハズれて初めてボーナスが確定するわけでございます。
成立後にだけ出るチェリー一直線などもあり、3枚掛けの順押し・ハサミ打ちで眺めるほど味が出ます。出目パターンが実によくできていて、もっと評価されてほしかった機種です。今のハナハナ系を打つ人でもすぐ馴染めるリーチ目が多い。ハイビスカスの造形は、後のビッグシオ-30へつながるご先祖様みたいな顔をしています。
設定6の手持ち判別
小役カウンタの減算値が設定6だけ異なるため、手持ちコインで判別できます。手順は短くありません。CR表示を見ながら以下の順で進めます。
- BIG終了後、クレジットを落とす。
- コインを32枚投入する。CR表示は29。
- そのまま1プレイ消化する。
- 3枚手持ちを行う。「2枚投入して1BET」→「1枚投入して2BET」の順。
- 続けて11枚手持ちを行う。「2枚投入して1BET」を5回→「1枚投入して2BET」の順。
- 以後は11枚手持ちを繰り返す。
- リプレイを除いて16プレイ目以降、レバーON時のCR表示が30なら判別プレイ。
- 判別プレイでチェリーとスイカの合算出現率が20%以上なら設定6と判断する。
これは設定1〜5を細かく分ける手順ではなく、設定6だけを切り分ける判別です。
天井・ヤメ時
ゲーム数天井やモード天井はありません。ボーナスを普通に揃えて遊んでいるなら、ボーナス後に追うべき規定ゲーム数もなし。意図的に成立ボーナスを外してストックを作りにいった場合だけは、ボーナス終了後の1プレイ目で放出の有無を見ます。
ただ、こんな機種を打つときは「もしかしたら裏モノかもしれやんなあ」って思って打つと思いますので、即ヤメできるわけがありません。
コインこそ減っていきますが、それも愛嬌。等価ならハナが光ってから3万円分くらいはぶち込みたいものでございます。
裏モノと辛口評価
オアーゼの裏モノを打ってみたかったな。
辛口評価は、裏モノが少ないこと。知らないだけかもしれませんが、本来裏モノになるために作られたような台が、その能力をほぼ履歴書に書いただけで終わった感じがあります。ほかの機種は裏モノ一覧にまとめています。
ゲームセンターで使える知識
オアーゼを入れている店は、センスがちょっとよすぎるっていうことがよくわかります。それ以上でも以下でもありません。
もし見つけたらすぐに連絡ください。そして、筐体の前で店の採用担当へ静かに敬礼してください。
知っておくと得するポイント
思ってる100倍くらい楽しいってことですかね。私はハナが光ってから1000G回したことがあります。スーパーシオやタイムパークと違って16個までストックできるので、怖くない。ストックタイム1000です。
スーパーシオのようにリプレイが揃った時の音で何かを読む仕掛けもないので、勝手に妄想を膨らませて楽しめます。機械は黙っているのに、打っている人間の脳内だけが大変やかましい。そういう台です。