どんな機種?
2000年3月に登場した平和販売(製造はオリンピア)の4号機A400タイプ。正式名称は「パチスロ ルパン三世」。通常時は3枚掛け・5ラインで、BIGは小役ゲーム30G+JACゲーム最大3回、REGはJACゲーム1回の王道仕様です。
最大の特徴は、同じBIGでも赤7をダブルラインで揃えればスーパービッグ、赤7シングルまたはルパン絵柄で揃えればノーマルビッグになること。違うのはBIG中のJACINラインとリプレイハズシの難易度です。ノーマルBIGは1コマ目押し(実質ビタ)が要ります。スーパーなら4コマまで余裕があるのに、ノーマルBIGはビタ押しが必須になります。
技術介入ができる人なら設定1でも機械割100%超え、目安は100.15%。A400というよりA450の感覚で、500枚を超えることもザラにありました。グランシエルとか、新しい台なら少し違うけどネオプラみたいな枚数のイメージ。不二子2のノーマルBIGよりは絶対に取れる。毎回きちんと風鈴が落ちてくれる(けど氷が落ちない)ハナビを想像してもらうと近いかもしれません。
ボーナス確率と通常機械割
| 設定 | BIG確率 | REG確率 | 通常機械割 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1/303.4 | 1/655.3 | 93.8% |
| 2 | 1/275.3 | 1/655.3 | 97.7% |
| 3 | 1/256 | 1/655.3 | 101% |
| 4 | 1/238.3 | 1/655.3 | 104.3% |
| 5 | 1/238.3 | 1/468.1 | 106.4% |
| 6 | 1/238.3 | 1/358.1 | 108.8% |
設定1〜4はBIG、設定5・6はREGに大きな差があります。設定4〜6のBIGはすべて1/238.3なので、BIGだけ数えてもこの3段階は見分けられません。
フル攻略時の設定1は100.15%
設定1の通常機械割93.8%に対して、小役狙いとBIG中のリプレイハズシをきっちり行ったフル攻略値は100.15%。条件は、通常時にチェリーとベルを回収し、BIGは3枚掛けの赤7ダブル入賞を狙い、3回目のJACINを外して残り7GからJACIN優先、ボーナス成立後も速やかに揃えることです。
BIG平均は適当打ちの約372枚からフル攻略で約430枚、1回あたりの総増分は約58枚です。
通常時の小役確率とコイン持ち
小役カウンタは低確・高確の2状態を持ち、変わるのはベル確率です。これは設定差ではありません。
| 小役(払出) | 低確 | 高確 |
|---|---|---|
| チェリー(2枚または4枚) | 1/327.7 | 1/327.7 |
| プラム(10枚) | 1/11.3 | 1/11.3 |
| ベル(14枚) | 1/409.6 | 1/10.9 |
| リプレイ | 1/7.3 | 1/7.3 |
50枚あたりの平均は適当打ち約30.3G、小役狙い約31.4G。差は約1.1Gですが、長く打つほどチェリーとベルの取りこぼしが効いてきます。
通常時の打ち方
基本は左リールの不二子絵柄上にあるチェリーを枠内へ狙うチェリー落とし。
- 左下段に不二子停止:中・右は適当押し。プラムかハズレが基本です。
- 左枠内にベル停止:中・右にもベルを狙います。
- チェリー停止:残りは適当押し。
順押しだけでも十分面白い台ですが、予告音と停止形を絡めるなら中押し・逆押しも使えます。逆押しで右リールの「ベル・赤7・赤7」が止まればベルorボーナス。ベルを否定する銭形・次元・SP予告中なら、その時点でボーナスです。
リーチ目とミサプラハズレ
不二子2や主役は銭形へ続く、平和・オリンピアらしい小役ハズレ型がたっぷりあります。左下段不二子からは次を覚えておけば相当遊べます。
- 中リール中段ベルで2確。
- 中リール下段にボーナス絵柄が止まり、小役が外れればボーナス。
- 右枠上ルパンで2確。
- 右下がりにプラムがテンパイし、右リール中段プラム停止からプラムが外れればミサプラハズレ。右下がりプラムが外れただけでは足りず、右中段プラムまでが条件で、この形はREG濃厚です。
- 中リール下段が不二子またはルパンなら、プラムテンパイラインを問わずプラムハズレでボーナス。
左リールがさらに滑って「ベル・プラム・リプレイ」ならベルorボーナス。予告がベルを否定すれば1確です。ボーナス成立後は小役が揃うこともあり、プラム揃いならBIGだったはず。もう1コマ滑った「赤7・ベル・プラム」はプラムorBIGで、プラムが外れればBIG。さらに滑ればベルorBIGですが、そこまで押すと2チェをこぼすぞ、という場所です。
BIGは赤7ダブルラインを狙う
スーパービッグとノーマルビッグは別々に抽選されるBIGではなく、成立後にどの図柄・ラインで入賞させたかでBIG中の制御が決まります。
| 入賞形 | BIG中の扱い | ハズシ難度 |
|---|---|---|
| 赤7ダブルライン | スーパーBIG | 4コマスベリまで有効 |
| 赤7シングルライン | ノーマルBIG | 1コマ目押し |
| ルパン絵柄揃い | ノーマルBIG | 1コマ目押し |
赤7ダブルを選ぶ制御は1Gごとに2/3。手順どおりでも残り1/3ではダブルで揃わず、毎回必ずスーパーにできるわけではありません。順押しはダブルの引き込みが弱く、ハサミ・逆ハサミはシングル優先。成立を確認したら3枚掛けの中押しか逆押しでダブルテンパイを作ります。
中押し手順
- 3枚掛けで中リール上段に赤7を狙う。小役非成立なら赤7が中段へ止まります。
- 右リール枠内に2連赤7を狙い、ダブルテンパイを作ります。
- 左リール枠内に2連赤7を狙います。2/3のダブル制御が選ばれたゲームならダブル入賞です。
逆押し手順
- 右リール枠内に2連赤7を狙います。
- 中リール上段に赤7を狙うと中段へ滑ってダブルテンパイします。
- 左リール枠内に2連赤7を狙います。こちらもダブル入賞は2/3の制御選択が条件です。
1枚掛けの中段赤7とルパン絵柄揃いはノーマル制御です。ノーマルのハズシを完璧にこなせるなら1枚掛けで2枚節約する考え方もありますが、普通は3枚掛けでスーパーを取りにいく方が安全です。
BIG中の小役とリプレイハズシ
BIG中の小役確率は実戦値です。
| 小役 | 確率 |
|---|---|
| チェリー | 1/1191.6 |
| プラム | 1/2.1 |
| ベル | 1/7.5 |
| JACIN | 1/3.4 |
| ハズレ | 1/9.9 |
通常音なら左リール上段にルパン絵柄を狙います。ルパンが下段まで滑ればプラムorハズレなので中・右は適当押し。それ以外はプラムorベルとなるため、中・右にも7を目安にベルを狙います。手軽に消化するなら1・2回目のJACINは順押しで入れ、3回目からハズシを開始します。
ノーマルBIGのハズシ
JACIN予告時に右・中の順で適当押しすると、リプレイが下段受けにテンパイします。左リールの「リプレイ・ベル・リプレイ」に挟まれたベルを下段へビタ押し。外せる位置はここだけで、シングル入賞とルパン絵柄入賞は毎回この1コマ勝負です。
スーパーBIGのハズシ
JACIN予告時に右・中の順で適当押しすると、リプレイが上段受けにテンパイします。左リールの不二子付きチェリーを枠上〜枠内へ狙えばハズレ。狙える範囲が5コマ分あり、4コマスベリまで使えるので、かんたんー!
ノーマルBIGのビタを補う2つの手
当時使われたのがカンニングハズシ。3リールの回転速度が同じことを利用し、小役ゲーム中に左9番ベルのタイミングへ中・右の見やすい図柄を合わせておきます。JACIN時はその図柄を見ながら左を押せるので、色のない9番ベルを直視するより狙いやすくなります。ただし止める場所は9番ベル下段のまま。ビタそのものが不要になるわけではありません。
もうひとつが空回しハズシ。小役ゲームで左のルパン絵柄を枠下へ止めて仕込み、次ゲームがJACINなら右・中だけ止めて左を空回しにします。本機の自動停止は前回位置から6コマ先なので、左9番ベルが下段へ止まってハズシ成功。小役ゲームで仕込めた直後だけ使える手で、JACINが連続したときには使えません。
最初から保険ハズシを使うなら、1回目は残り20G、2回目は残り15G、3回目は残り7GからJACIN優先へ切り替えます。パンクをより避けたいなら最後だけ残り8Gで切り上げる安全策もあり、私は7Gまで外していました。リプレイハズシ単体の効果は約41枚。ノーマルのビタを含めて決め切り、BIG中の小役も拾えば平均は約430枚、適当打ちとの差は約58枚まで伸びます。
小役カウンタと朝一の変更判別
本機の小役カウンタは、ベルがほとんど出ない低確(1/409.6)と、ベルがまとまって落ちる高確(1/10.9)を切り替えます。設定変更後は小役高確から始まるため、朝一はベルをこぼさず、その出現を見るのが変更判別。1回でも低確中とは大差がありますが、短い間にまとまるほど高確スタートの材料として強くなります。全設定で小役確率とカウンタ仕様は同じなので、通常時の小役は設定判別には使えません。
ストックや連チャンモードを持たない通常Aタイプで、天井・ゾーン狙いはなし。ボーナス非成立を確認したところがヤメ時です。
予告音・役物・ブルーフラッシュ
レバーONで銭形のサイレン、次元の銃声、五ェ門の斬撃音が鳴り、それぞれ対応役を絞ります。
- 銭形:リプレイ・ハズレ・BIG・REG
- 次元:プラム・ハズレ・BIG・REG
- 五ェ門:ベル・BIG・REG。ベル否定でボーナス。
- SP予告:ハズレ・BIG・REG。上部役物が必ず動きます。
筐体上部ではルパンと不二子の役物が動き、ハートLEDの点灯数で期待度を見せます。1〜16個は緑、17〜20個は赤。17個以上ならブルーフラッシュを伴ってボーナス、20個ならBIG。ハートが少なくてもハズレ確定ではなく、次ゲームのレバーONで逆転ブルーフラッシュがあります。1桁7セグの「H」はボーナス、「L」はチャンスです。
BIG中は払出表示が300枚から始まり、10枚増えるたびにハートが1個点灯。470枚から赤ゾーンへ入り、500枚を超えるとプレミアムエンディングまで見られます。
個人的な思い
めちゃくちゃ面白いです、もちろん所有しています。
ブルフラが南国物語とか、めちゃくちゃ打ったビーキッズとかを彷彿とさせてしまって、なんか美しいんだけど「お前もブルフラ? なの?」となってしまう。
役物だけで充分だったんじゃないの〜、と思っているフシがございます。
それでも順押しのリーチ目、中押しの法則、逆押しの1確、BIGを揃える瞬間の2/3、ノーマルを引いたあとのビタ勝負まで全部つながっている。どこから押しても面白いって、やっぱりすごいことですよ。不二子2や主役は銭形へ続く制御の系譜を、いちばん荒っぽく味わえる初代です。
設定判別ツールα
こんなの誰が使ってくれるんだよと思ってますけど、つけておきます。もし使ってくれたらXでDMください。仲良くなれそうです。
通常時の総ゲーム数とBIG・REG回数を入力します。BIGはスーパーとノーマルを合算してください。小役には設定差がないので入力対象にはしていません。
店の設定配分を直接入力
1項目だけでも判別できます。使わない項目は右上のスイッチで外してください。