どんな機種?
2006年にネットから登場した、30パイのAタイプストック機です。型式名は「ジュリアンR30」。
初代「ジュリアン-30」、2003年の「ジュリアンS-30」に続く、シリーズ3台目にあたります。
ネット公式は「あのジュリアンがワイドリールで復活」「装い新たに登場」と説明しています。ジュリアンS-30と見比べると、リール配列、配当、告知方法、チャンス目は共通です。少なくとも、表から見える部分はほぼそのまま引き継いでいます。
ただし、中身まで完全に同じだったのかは分かりません。
ジュリアンには、当時からなかなか逢えなかった
発売直後のP-WORLDでは、全国の設置店がわずか3店舗と表示されていた時期があります。
当時の掲示板には、どこも「沖縄チェリー」ばかりでジュリアンを導入してくれない、設置店を見つけても稼働がないから撤去前に急げ、といった書き込みが残っています。
タイトルどおり、当時から本当に逢えない台でした。
こちらとしても逢いたいところです。
何も分からないストック機
本機はAタイプのストック機です。
複数のモードが存在し、滞在モードによってボーナスまでのゲーム数が変化するタイプだったと考えられます。また、チェリーがボーナス放出に関係し、放出が近づくとボーナス図柄のスベリが頻発する仕様です。
しかし、設定別のボーナス放出確率、モード移行率、チェリー解除率、天井振り分けといった肝心の解析値は、現在確認できる資料には残っていません。
パチマガの機種データベースにも設定1〜6の表だけは用意されていますが、中身はすべて準備中。P-WORLDの機種情報もBIG確率は未発表のままです。
今になって情報が消えたというより、どうやら当時から誰もよく分かっていなかったようです。
当時語られていた仕様
当時の掲示板では、次のような話が出ています。
- ハマリ・通常・連チャン・爆連の4モード
- 天井は333Gまたは777G
- 「ジュリアナモード」が存在する
- ジュリアナモード中は、ボーナス中にリール横のビルが光る
- 深くハマったあとほど連チャンしやすい
- チェリー成立後に数ゲームの前兆を経て放出する
- ボーナス放出前は、ボーナス図柄が連続してスベる
ただし、これらは解析表ではなく、当時の打ち手による書き込みです。
書いた本人がモード突入条件は分からないと答えているものや、前作と同じなら天井は777Gだと思う、と推測しているものもあります。すべてを本機の確定仕様として扱うことはできません。
特に333Gと777Gがモード別の最大RTなのか、単に当たりやすいゾーンなのかも判然としません。
残っている実戦報告
当時の実戦報告には、次のようなものがあります。
- 313Gで中段チェリーを引き、315GでREG
- チェリーを引かずに36GでREG
- 336Gまでに角チェリーを6回引いたが、ボーナスなし
- 7800GでBIG36回・REG15回、約3600枚
- 深いハマリのあとに連チャンしやすかった
- コイン持ちはあまり良くない
中段チェリーから2G後に放出した実例はあるものの、角チェリーを6回引いても何も起きなかったという報告もあります。
チェリーが何らかの抽選契機だった可能性は高いですが、「チェリーを引けば解除」「中段チェリーなら確定」とまでは断定できません。
ジュリアナモードとは何だったのか
ジュリアンS-30には、ボーナス中に女神が点灯すると「ジュリアンモード」突入確定という仕組みがありました。
ところが、ジュリアンに逢いたい-30の公式紹介からは、旧機種にあった女神とモードの説明だけがきれいに消えています。
一方、実際に打った人からは「ジュリアナモードを何度か見た」「ボーナス中にビルが光る」という話が出ています。
旧ジュリアンモードを継承したものなのか、名前だけ同じ別のモードなのか。そもそも呼び名が正しかったのか。現在確認できる資料だけでは分かりません。
公式に残っている資料
まとめ
ジュリアンに逢いたい-30は、初代ジュリアンの見た目と告知を引き継いで、4号機時代の最後にひっそり出てきたストック機です。
設置が少なすぎたうえ、解析値は当時からほぼ未発表。雑誌にも載らず、機種データベースも準備中のまま。打った人たちもモードや天井を手探りで語っていました。
名前は「ジュリアンに逢いたい」ですが、ジュリアンに逢うより先に、解析情報がどこかへ行ってしまいました。
すんません、こちらとしても逢いたいところです。